• テキストサイズ

言の葉の裏【鬼滅の刃】冨岡義勇

第17章 同じ時を※


義勇は優しく口付けをしていく。先程のような激しいものではなく、舌をゆっくり絡めて興奮と快感を煽る。

「んっ…、はぁ……」

琴音の口から甘い吐息が溢れ始め、思わず暴走しかけるが、己の欲を抑えながら少しずつ彼女の緊張をほぐしていく。

婚前に性交渉をしないこの時代。未婚の男女はその類の仕事につくか店に行かない限り、皆ほとんどが未経験だ。義勇も女を抱くのはこれが初めて。不安も大きくある。
ただ、愛する娘と一つになりたい。その願いを叶えるべく、義勇は持てる知識と本能を総動員して進む。


義勇は口付けを徐々に首元へと下ろしていく。右手を彼女の帯にかけ、緩めた。

「やっ!……きゃぁ……」
「大丈夫だ」

琴音は身をよじったが、義勇は帯を取り去って着物の前をはだけた。初めて見る琴音の裸体に、義勇は目を奪われる。

「や、恥ずかしい。見ないで」

琴音は着物を掴んで前を合わせ、隠そうとした。それを義勇の手が阻み、再び開く。

「恥ずかしくない。とても綺麗だ」
「嘘、傷だらけだもん」
「傷?どこだ?全然わからない」

異国の血が入っている琴音の肌はとても白く、傷など見当たらない。しかし、琴音はイヤイヤと隠そうとする。

「大丈夫だ。見せてくれ」
「…………」
「傷はお前の勲章だ。恥ずかしくなんてない」

観念したのか腕の力を抜き、目をそらしながら恥ずかしそうに頬を染める琴音。「いい子だ」と口付けをしながら着物を取り去った。

普段少し大きめの隊服を着ているのは、この体を隠すためかと義勇は思った。
彼女の体は細身ではあるが、胸と尻には程よく肉が付いており、ここにも琴音に流れる異国の血を感じさせるものがあった。


義勇は彼女の胸にそっと手を置く。

「んっ……」と琴音が反応をし、義勇が手を動かし始めるとその反応は大きくなっていった。
義勇は琴音の反応を見ながら胸をもみ、その柔らかさに感動していた。

胸を揺らしながら先端を親指で弄ると「や、ぁっ…!」と琴音が身をよじり、義勇が先端を舌で舐めると「ふぁ…んっ!!」とのけ反った。
その反応の良さに、義勇は高まる己の興奮を抑えるのに必死だった。


/ 419ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp