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妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第7章 日々是特訓



この日、五条は1年生3人の特訓の様子を見にきていた。

それぞれ伏黒は真希と、野薔薇はパンダ、狗巻と、なずなは学長の呪骸と訓練している。





へぇ、恵は呪具を使う気になったんだ。
体術だけじゃ限界感じてた節があったし、なかなか筋もいいんじゃ……って、まーた真希に転がされてる。脇が甘いな〜。
やっぱり本職に比べたらまだまだみたいだね。


野薔薇は豪快に投げ飛ばされてる。近接戦の訓練っていうよりは、受け身の練習かな。
パンダにかなり高く投げられているが、問題なく受け身がとれてる。ま、もし失敗しても棘が補助する体制っぽいし、怪我の心配はないでしょ。
いいアプローチなんじゃないの。もともと精神的にはすごく強かったけど、肉体的にもタフになってきてる。


なずなは……プッ、何あれ。
素手で呪骸と取っ組み合いしてる。鬼切が腰にあるから、一応術式は発動してるけど、まんま体術訓練になってるじゃん。
あ、木刀拾った。……アレ、刀の構え方じゃないよね?バッターの構えだよね?
向かってくる呪骸にオモックソ振り抜いてる。木刀はバットじゃないっての!




おっと、楽しんでる場合じゃないんだった。

「みんなー、注目〜!」



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