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妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第22章 呪い合い、殺し合い、



過去の術師に触発されて現代の術師も戦闘モードってわけか、

虎杖と渡辺に余計なこと言っちまったな……


2人とも基本的に人好しだから尚更心配になってくる。
やはり合流は急ぐべきだ。



「待て、いい加減どこに向かってるのか教えろ」

行き先が全く読めない伏黒が痺れを切らして立ち止まる。

すると麗美は勢いよく捲し立ててきた。


「だからぁ!言ったらアンタが私を殺さない保証がないでしょ!!」

「着く前にオマエが死んだらどうすんだ」

「だから!アンタが守るんでしょーが!あとオマエって呼ぶな!!」

「万が一があるだろ」


一応約束は約束なので彼女が道案内をする間守りはするが、命を懸けるつもりは全くない。
太刀打ちできないレベルの泳者と遭遇したら置いていく選択肢だってある。

そういう意味も含めての“万が一”だ。



「……ま、いいわ。ザックリとなら教えてあげる」

そんな伏黒の思惑を知らない麗美は妖しい笑みを浮かべて答えた。

「日車は新宿にいる」

「新宿……」


やはり人が多そうな場所にいるのか。

2人も向かってるといいが……




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