• テキストサイズ

妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第21章 ネクストステージ




「やっぱいねぇなー、天使!」

虎杖がコガネに表示された泳者の一覧を何度確かめても“天使”と名のつく者は見つからない。
横から見ていた伏黒となずなも首を横に振る。


すると横からパンダが口を挟んできた。


「本名じゃないんだろ、オマエの宿儺みたいに」

「むむ……」

「天元様は東京の東側……第2結界にいるって言ってたよね」


コガネに第2結界の泳者を表示させてもう一度確認するが、やはり見当たらない。




「姿は分かってんのか?」

「見れば分かるそうです」

伏黒の言葉に秤は一気に怪訝そうな顔になる。

「大丈夫か、それ……ま、いいや、俺とパンダが東京第2、伏黒きゅんと虎杖、渡辺が第1、綺羅羅は結界外で待機でいいな」

「根拠は?」

「得点だけ見れば一番強い鹿紫雲と俺がやんのが順当だろ。パンダは鼻が利くから天使捜しに注力しろ」


確かに、とパンダが頷いた向かいで綺羅羅は抗議した。


「えー、私は仲間外れぇ?」

「乙骨から連絡ねぇってことは結界の中じゃ携帯は使えねぇ。外の状況を把握できる奴はいた方がいい」

「はぁい……」

渋々といった調子で口を尖らせながら、綺羅羅も承諾。



/ 1100ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp