• テキストサイズ

妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第21章 ネクストステージ



「術師本人は術式対象外なんじゃないか?」

だから扉に近づける、と言いたいパンダ。

「それはないです。本人も玉犬と距離を取らされてました」

「単純に俺達の星と綺羅羅と扉の星が反発するようになってるとか」

「だったら今、綺羅羅さんがモニタールームに逃げ込まないのはおかしいですよ」

「あ、そっか、内側で扉にベッタリされたら詰むもんな」

仮に星がついていないなずなが侵入しようとしても、扉を開けた時に反発する星をつけてしまえば弾き出されて終わりだ。

ならば何故そうしないのか?

「今、綺羅羅さんは俺達が何かしら条件を満たして、自分の目の届かないところでモニタールームに侵入されることを警戒してる」

「……となると、星は5つ以上だな」

「はい、スタンプラリー説が正しかったとして、星が4つなら俺かパンダ先輩は綺羅羅さんに近づけるはずなんで、間に5つ目の星があって、そこを経由しないと綺羅羅さんと扉に近づけない」

「……交差してる所にも星があるとか?」

なずながパンダの作ったバッテンの交点を示すが、そうすると少し歪んだ形の十字になりそうな気がする。

伏黒の記憶している南十字座はきれいな十字を描いていたはずだ。


「6つ7つあったらどうする?」

「さすがにないと信じたいですね、十字で5つでも意味分かんないのに」



/ 1099ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp