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妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第21章 ネクストステージ





試合開始時間が近づき、虎杖が案内されたのは駐車場の中央部分。


目立つのは天井が破壊され、上階のスペースに観客がいることだ。

いかにもヤのつく自営業をしてそうな男もいれば、賭け試合とは無縁そうなきれいにスーツを着こなす老人までいる。


「フロアぶち抜いて上が客、下で試合ってわけね」

「ああ。そしてアレがオマエの対戦相手だ」


ちょうど対面から出てきた相手を見て、虎杖は瞠目した。

虎杖を案内してきた大男がニヤリと笑う。


「俺も初めて見た時はぶったまげたよ」

「ああ、まさに客寄せってわけだ」




両者対峙し、試合開始のゴングを待つ。












「さあ今夜も始まりました、ガチンコファイトクラブトーナメント!実況はお馴染みジョン☆ボビがお送りします!!」

蝶ネクタイにスキンヘッドの男の声が会場中に響く。


「早速ゴキゲンな対戦カードを紹介するぜ!突如現れた刺客!三角の次も四角!デンジャラス火の玉ボーイ、ユゥウウジ イタドリィィイッ!!」


対するはァ!と続くのは虎杖の対戦相手。


「立てばパンダ、座ればパンダ、歩く姿はマジパンダ、パ!ン!ダ!だァアアァ!!」



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