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妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第21章 ネクストステージ



秤の警戒を解くために賭け試合に出場する可能性も考慮して、まずは男2人で交渉しに行き、駄目ならなずなも含めて潜入する。

その時、顔が割れてないなずながいた方が動き方に幅を出せる。



なずなも納得してまた藪の中に隠れにいき、虎杖は着替えながら伏黒にもう一つ質問した。


「俺達って今高専側?」

「グレーだが、少なくとも秤さんから見ればクロだろ」


総監部からの通達に逆らい、虎杖の死刑執行を偽装、五条の封印を解こうとしている。

対して死滅回游の平定は総監部としても放っておけない重要事項であり、自分達はそこには協力する状況だ。

明確に高専側とは言えない。


だが、秤からすればそんな事情など関係ないだろう。
少しでも高専側という印象を持たれたらアウト。







そうこう言っている内に着替え終わり、なずなを呼び戻す。


「まずは俺と虎杖で普通に入口から入って交渉を持ちかける。渡辺は周囲に見張りが何人いるか確かめてくれ」

「うん」

「交渉次第だが、もしダメなら実力行使もあり得る。そのための潜入口になりそうな場所も探しておいてほしい」

「分かった、人があんまりいない入口を探せばいいんだね」


伏黒は念のためと玉犬を呼び、なずなの傍に控えさせると虎杖を連れて立体駐車場跡地へ歩き出した。



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