• テキストサイズ

妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第21章 ネクストステージ



ホテルに泊まることで決着したものの、今度はどうやって年齢を誤魔化すかという問題に悩まされた。


「うーん、とりあえず服は着替えるだろ?あとは……ホテルの受付って身分証いるんだっけ?」

「確認されることもあるらしい」

「もし年齢を偽って泊まったのがバレたら捕まっちゃう……?」

「大袈裟だな。悪くても罰金くらいで済むだろ」

「ば、罰金……!ほ、本当に誤魔化すしかないのかな?もっと正規の手続きはできないかな」


罰金、つまり法を犯すことに殊更敏感ななずなが渋る。

ちなみに虎杖と伏黒は他人に被害が出るものではないので、あまりその辺りは気にしていない。
もしバレたとしても非常事態なので仕方ないという感覚だった。


「正規の手続きって、例えば?」

「大人の人に協力してもらうとか……?」

虎杖の質問になずなは自信なく答える。

だが、直後に伏黒が冷静に返した。

「ただでさえ東京の呪霊祓除で術師は駆り出されてるし、補助監督と窓も渋谷で大勢殺されてるからな。手が足りないだろうし、こんなことで手を煩わせるのも気が引ける」

「そ、そうだよね、ごめん……」

「謝んな……ダメ元で伊地知さんに聞いてみて、何か手があれば協力してもらおう」


どうにもなずなの困り顔に弱い伏黒は折衷案を出し、早速伊地知に電話をかけた。



/ 1095ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp