• テキストサイズ

妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第21章 ネクストステージ



「……もしかして野宿?」

「いや……」

「わ、私は野宿でも別に平気だよ」

「ダメだ、危ねぇだろ」


伏黒は断固反対する。

仮に自分と虎杖の2人だけなら野宿でも気にならないが、なずながいるとなると話は別だ。

虎杖を信用してないとかではないが、赤の他人が来ないとも限らないし、色々と心配なのだ。


その心配をよそになずなは「大丈夫」と言い張るので、話し合いはいつまでも平行線になってしまう。



虎杖はというと伏黒の危惧していることが分からなくもないので、伏黒の肩を持った。


「あー……俺はちゃんとしたとこで寝たいかなー」

まあ、これは本音でもあるし。


何せ渋谷事変から1週間程、呪霊を警戒しながら無人の施設に寝泊まりしていたのだ。

脹相がいたとはいえ、そんな状況では落ち着いて休めなかった。



「あ、そうだよね、虎杖くん、ずっと外にいたんだもんね」

なずなもそれに気づいてきゅっと眉を寄せる。



/ 1095ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp