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妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第21章 ネクストステージ



「あのぅ、天元様はどうしますか?」

「それについては策を考える必要があるな」


天元のいる薨星宮は結界に隠されている。

高専に多数存在する蔵の扉の内どれかがその薨星宮と繋がっているのだが、その扉は固定されておらず、毎日位置が変わるのだ。

千以上ある扉の中からピンポイントで薨星宮に続く扉を引き当てなければならない。


無策では到底薨星宮に辿り着けないのだ。


この“隠す”結界については夜蛾が何か知っている可能性があるため、新田ら補助監督が夜蛾と接触できないか試みてもらう。










九十九の声掛けで術師達が動き出して数時間後―



時間が経つにつれ、だんだんと状況が判明してきた。


津美紀が目覚めたことを病院に確認、身体に異常がないか検査するということだった。


更に東京の東西2ヶ所に出現した巨大な円筒状の結界。

渋谷に降りていた帳とは性質が異なり、中で何が起こっているのかは不明だが、これが夏油の言っていた殺し合いに関係するものだろう。



また、音信不通となっていた七海は渋谷駅構内で遺体となって発見された。

新田新が虎杖から聞いた通り、真人の攻撃を受けたようだった。


ただ、同様に音信不通となっている冥冥、憂憂は明治神宮前駅から渋谷駅に繋がる線路に残穢しか確認できず、おそらく死んではいないだろうという結論となる。




そして、まだ生死の境を彷徨っている術師達―……



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