第9章 弱り目に祟り目
「真希さん、交流会って何時までやるの?」
「例年だと夕方だが、去年は憂太が……というか、里香が大暴れして昼過ぎには決着したらしい」
「早く終わらせればそれだけ自由時間が増えるってことね。さっさと片付けて食べ歩きに行くわよー!」
何やら張り切っている野薔薇に真希は首を傾げる。
「次の日の個人戦に響かない程度にな?」
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「……ざっとこんなもんか。細かい作戦は団体戦の内容が分かってからだな。私はこれから任務で抜けるが、さっき決めたペア中心に連携とれるようにしとけよ?」
東堂対策をおおまかに決め、その場はこれで解散となったが、任務のある真希以外は食堂に残る。
「真希さんもああ言ってたし、とりあえずグラウンド行く?」
「いや、3人ともちょっと残ってくれるか?」
席を立とうとした野薔薇を含め、1年全員をパンダが呼び留めた。
「オマエ達にちょっと協力してほしいことがあってな……真希が何級か知ってるか?」
野薔薇となずなは顔を見合わせる。
積極的に質問していないし、真希自身が言ってるのを聞いたこともない。
しかし、任務での様子や実際に手合わせした時を思い出すと、自分達より上に思える。