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妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第35章 断章 波乱万丈!成人の日









なずなと共にラブホテルに入った田代は浮き足立つ。

部屋に入るや否やなずながドレスの裾を大胆に捲るので、ますます期待も高まるというものだ。


渡辺さん、俺のこと誘ってる?
ラッキー!


だがしかし、


露わになった太腿に見えたのは巻きつけられたベルト……とそこに括り付けられた棒状の何か。

なずなは流れる動作でそれを引き抜き、田代もそれが何であるかをやっと認識できた。

刃渡り20cmほどの刀だ。

でもなぜそんなものを手にしてこっちに向けてくるのか、訳が分からない。

「えっ、えっ!?渡辺さん、ちょっと落ち着こう。そ、それは何かな……?」

「短刀でしゅ。こぉんなこともあろうかと思って、いつも持ち歩いてるんれす」

酔って呂律の回っていない口調でとんでもないことを言い出した。


まさか護身用!?
俺に襲われると思って……?

あ、あながち間違いじゃないかもしれないけど、過剰防衛すぎない!!?


これまでの甘い期待感は吹き飛び、脳内は一気に混乱する。

似つかわしくない短刀を手にゆっくりと近づいてくるなずなの所作から扱い慣れていることは素人でも分かった。



じりじりと壁際に追い込まれ、なずなの間合いになった瞬間、彼女が大きく踏み込んでくる。

「ギャー!!」

床にスライディングして振り下ろされる刃をなんとか避けた。

恐る恐る顔を上げると、鋭い眼光でこちらを見下ろしている。

「大人しくしてくらさい。ちゃんと斬れらい」


ちゃんと斬るって何!!?

待って、待って、
確かに下心があったことは認める。
認めるけど、こんな仕打ちってある!?


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