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妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第35章 断章 波乱万丈!成人の日









結局言いくるめられてしまい、連れてこられたのは都内のバーだった。
店内は落ち着いた雰囲気で、客は数組といったところ。

田代に促されてカウンター席に座り、とりあえず当たり障りのなさそうなノンアルコールカクテルを注文する。



「でさ、イギリス留学の時に……」

田代の自慢話を聞きながら、なずなの視線は彼の肩の上。
相変わらず蝿頭が遊んでいる。

「あの、田代くん、最近身体に不調はないですか?肩こりが酷かったり、頭痛がしたりとか……」

「え、そういうの分かんの?実は最近ちょっとだるい時があってさ、でもたいしたことないよ」


身体症状が出ているなら一刻も早く祓うべきなのだが、こんな人目のある場所で呪具なんて使えないし、呪力を乗せた拳で祓うのも相手を脅しているように見えてしまう。

伏黒のように一般人に見えない式神を使えれば一番いいのだが、これは完全に無いものねだり。


玉犬がいてくれたらすぐなのに……!


思いあぐねるなずなとは対照的になずなの困った顔を見た田代はますます喜んだ。

「渡辺さん、心配してくれるんだ。優しい〜!」



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