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妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第35章 断章 波乱万丈!成人の日









成人式でもそうだったが、二次会も久々に再会を喜ぶ級友の他に結婚を間近に控えているだったり、来年度から海外駐在なんだと驚きの報告をする者もいて、話題が尽きない。

子供の頃からは考えられない変貌を遂げた人物もちらほら見られ、その中にはなずなも含まれていた。

もちろんなずなにその自覚はない。


だが、中には目敏い者もいる訳で……


「なぁ、あれ、渡辺さんだよな、メチャクチャ可愛くなってない?」

少し離れた席でなずなを窺い、男友達に同意を求めたのは田代という男だ。
なずなとは中学2、3年の時に同じクラスだった。

中学生の頃は真面目で控えめ、それこそ男子とはほとんど会話しないような目立たない存在だったのに、見違えるほど可愛い。

特に笑った顔は花が綻ぶような感じで見ているこちらが癒される。


「声かけちゃおっかな〜」

酒も入り、やや気が大きくなっている田代は迷う素振りもなく、友人が席を外してなずなが1人になった時を見計らい、まっすぐ向かっていく。


あの頃のおとなしい性格が変わっていなければ、まだ異性と交際したことがない可能性だって十分ある。

膨らんだ期待を胸に彼女の隣に陣取り、話しかけた。


「あれ、渡辺さん?見違えちゃった、そのドレスすげー似合ってるね」

「あ、ありがとうございます……?」

いきなり話しかけられて緊張気味に返すなずなに田代の期待も高まる。

敬語なんて堅苦しくしなくていいよと笑いかけ、どこの高校に行ったのかや今は何を勉強しているのかと様々な話題を振る。



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