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妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第29章 断章 善意武装ナンパ撃退術





五条先生、ちょっと待っててって言ってたけど、遅いなぁ……


1人で待ち合わせ場所に取り残されたなずなは、不安そうに目を泳がせていた。


五条から1年生達への任務があると言われ、皆は買い物に出ているからとこの待ち合わせ場所に連れてこられたのだが、当の五条がどこかへ行ってしまって戻ってこない。

長いこと待っているような感覚を覚え、時計を見るともう20分は経過していた。


もしかして待ち合わせ場所、ここじゃないのかな……?
用事を済ませた五条先生は本当の待ち合わせ場所に向かってるとか……


ここが間違った場所だったらどうしよう……!
絶対皆を待たせてるよね。電話で場所を聞いて急いで向かう?

でも場所を聞いたとして、私1人で行けるかな?

だったらここで待ってた方がいい気もする。

でも迎えにきてもらうのもそれはそれで申し訳ないし……


ぐるぐると悩んでいると、


「ねぇねぇ、ここの行き方教えてくれない?」

「えっと、私ですか……?」

「そ、キミが案内してくれると助かるな〜」


自分より少し年上の知らない男性3人に声を掛けられた。
見せられたスマホの画面には地図が出ている。


「すみません。今待ち合わせしてて……」

「ちょっとくらい遅刻したってダイジョーブ」


ど、どうしよう?
私、ちょっとどころではなく遅刻しているかもしれないのに……


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