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妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第24章 おかえり



「はい、渋谷事変の直後、ちょうど11月1日からです。羂索が真人を取り込み、無為転変を使ってあらかじめマーキングしていた人々を術師に変え、殺し合わせる儀式“死滅回游”を始めました」

北海道を除く日本各地に結界が張られ、その中で複雑なルールを与えられ、殺し合いをさせられていることを伝える。

「何のために?」

「天元様と日本全土の人間を同化させるのが目的で、死滅回游はその前段階としての慣らしと言っていたようです。実際に慣らし自体は11月16日に実行されています」

「今、悠仁達は同化を阻止するために動いているってことか……」


“天元との同化”と聞いて五条の脳裏にかつて星漿体だった天内理子の顔が浮かんだが、もう終わったこととすぐに頭を切り替える。




伊地知は更に11月1日以降に発生した他の出来事についても詳細に共有した。

呪術総監部からの命令で夜蛾の死刑が執行されてしまったことやその総監部も羂索によって壊滅したこと。
加茂家も羂索が何らかの手を使って壊滅に追い込んだこと。

その上羂索は東京校の地下にある薨星宮に侵入し、九十九、脹相と戦闘になり、遺体は見つからないが、逃がされた脹相の証言から九十九は死亡した可能性が高く、天元も呪霊操術で取り込まれてしまったこと。



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