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妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第24章 おかえり




その日の夜、一斉にコガネのアナウンスが響いた。


「泳者による死滅回游の総則追加が行われました!総則13、死滅回游への参加を現時点2018年11月18日21:09をもって打ち切る」


「泳者による死滅回游の総則追加が行われました!総則14、夏油傑、伏黒恵、氷見汐梨を除く全泳者の死亡をもって死滅回游を終了する」





「なんだよそれ……!」

「虎杖くん、ルールを追加したのは羂索みたい」

なずながコガネに表示させた情報では夏油傑の追加回数が”2”となっている。


2、3年生や補助監督、家入と日下部も続々と集まり、今しがた追加されたルールについて話し合いが始まった。

「各結界が呪力で満たされても天元様との同化が始まらなかったのは、死滅回游を終了させることが必要だったからか……」

「でもなんでこんなルールが追加できるんだ?どっちも明らかに“永続”に引っかかるだろ」

「こんぶ……」

真希やパンダ、狗巻が首を傾げ、乙骨も顎に手を当てて考えている。

「何か裏技を使った、とか……死滅回游は元々羂索が始めた儀式だから奥の手を持っていたのかも?」

「で、でも天元様は前に羂索は死滅回游の管理者ではないって言ってましたよね……?」

だから羂索を殺しても死滅回游は終わらないと確かに言っていた。

更に伏黒が死滅回游離脱のルールを追加した時、コガネは“永続”に抵触すると頑なな態度だった。


こんなルール追加がまかり通るとは到底思えない。


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