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妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第7章 日々是特訓



ど、どうしてこうなっちゃったんだろう……?


真希先輩と一緒に教室に戻ったら、真希先輩を見た狗巻先輩が飛び起きて、逃げようとして。
でも、すかさず真希先輩が逃げ道を塞いで、狗巻先輩に詰め寄っている。




「棘、私のスカート穿いたらしいな。いい度胸じゃねぇか」

狗巻の頭をガッチリと掴んだ真希が低い声で尋ねる。

「誰にやれと言われた?」

「こ、こんぶ……」

真希の鋭い眼光から顔をそらせない狗巻は目を泳がせながら、かろうじてそう呟いた。

「悟だな?」

「………………しゃけ……」

長い沈黙の後の肯定。


パンダから学ランを脱がそうと四苦八苦していた野薔薇もバッチリ聞き取る。

「あんのクソ教師ィ!この代償は高くつくわよ。なずな、今すぐ鬼切持ってきなさい!」

「な、何するの……?」

「殴り込みに決まってるじゃない!一発、いえ十発くらい殴らないと気が済まないわ!」

「やる気だな、野薔薇。よし私も乗った」

「えぇっ、乗っちゃうんですか!?」

野薔薇を止めるはずが、逆に加速してしまった。


はたして、本当に殴り込みだけで済むのか、血祭りにならないかなずなは気が気ではない。



「五条悟ーっ!どこだーっ!!」

ありったけの怒りを込めて叫ぶ野薔薇を先頭に、及び腰になっているなずなも巻き込んで女子3人は五条捜索に踏み出した。





「……」

どんどん絵面が荒んでいく中、ろくなことにならないと感じた伏黒は、我関せずの姿勢を貫いていた。


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