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【呪術廻戦】-12年目の真実-

第5章 恋情と嘘


 ダークブラウンの遮光カーテンに遮られて部屋は暗いながらもチラチラとカーテンの隙間から光が差し込んでくる。

 ピピピヒピ

 サイドテーブルに置かれたモノクロのデジタル時計が6時半だと知らせてくれる。

「ん、うぅん……ん、あ、おはよう」

 五条はアラームの音で目を覚ますと未亜に挨拶し、何事もなかったかのように立ち上がった。

 床に落ちていたバスローブをまといサングラスを身につけ、寝室を出て、朝食と着替えを済ませると、特別な会話をすることもなく学校に向かった。
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