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【ヒロアカ】同じ個性

第1章  硬化 【切島鋭児郎】


「気付かなかった?結構わかりやすかったと思うんだけど…」

切島「全然気付かんかった!ごめん!!」
切島くんは勢いよく頭を下げた。

「そのごめんって無理ってこと…?」
恐る恐る聞くと、切島くんはまた勢いよく頭を上げて

切島「ち、違う違う!そのごめんじゃなくて!俺もだから!って、そうじゃなくて、なんだ、その、だから、えっと、…」

めちゃくちゃテンパってらっしゃる。

「???」
頭にハテナを浮かべる私に、切島くんは「あ~もう!こんなん漢じゃねぇ!」と言い、

切島「好きって言ってくれてありがとう!!俺も好きだ!!最初に会った日から!!俺と付き合ってください!!」

と言ってくれた。


私は嬉しいやら安心したやらで、泣きながらへたりこんでしまった。
「よ、かった〜〜〜!こちらこそよろしくお願いします…うぅ…」

切島「お、おい泣くなって」
そう言いながら目の前にしゃがんで頭を撫でてくれる切島くん。

「うぅ…だって切島くんどんどんかっこよくなるから、誰か他の人と付き合っちゃったらどうしようって心配だったんだもん…!」

切島「俺のほうが心配だったっつの…。経営科の活動あんまわかんねーし、固野可愛いからずっと心配で…」

そう言ってくれる切島くんに、好きが溢れて抱き着いた。
勢いあまって尻餅をついたけど、受け止めてくれる切島くん。


こうして、やっと私たちは付き合うことができました。
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