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【ヒロアカ】同じ個性

第1章  硬化 【切島鋭児郎】


ファミレスに着いて、パスタとドリンクバーを頼んだ。
切島くんはハンバーグとライス大盛りとドリンクバー。

「切島くん何飲む?取ってくるよ。」
そう言うと一瞬目を丸くして「じゃあコーラで!」と言う切島くん。

自分のアイスティーと切島くんのコーラを持って席へ戻ると、「ありがとう、固野!」と言ってくれる。
律儀な人だな。


そして食べながら、早速本題に入る。


「あのね、私ね、自分の個性あんまり好きじゃなかったんだ」

切島「えっ…それはなんで?」
ハンバーグを頬張りつつ聞いてくる。

「硬化ってあんまり使い道ないし…」

切島「まぁ地味だよな。」

「でも体育祭で初めて切島くんを見て、硬化で戦ってるの見て、すごいって思った!」

切島「あぁ、それで俺のこと知ってくれたのか!」

「うん、同じ個性でもヒーロー目指して頑張ってる人がいるんだって思って。…かっこよかった。」

ゴホッゴホッ!
切島くんがいきなり噎せたからビックリした。

「だ、大丈夫!?お水飲んでっ」

切島「ご、ごめん、だいじょぶ…」
そう言いながら水を一気飲みした。

「だからね、同じ個性だし、切島くんがヒーロー目指す上で何か力になれることがあれば協力する!サポート科じゃないから武器は造れないけど…」

切島「マジか!そう言ってもらえるだけで嬉しいよ!ありがとう!」
そう言って切島くんは満面の笑みを見せてくれた。


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