第1章 硬化 【切島鋭児郎】
放課後。
下駄箱で待っているとぞろぞろとA組の人たちがやってきた。
上鳴「あっ!経営科の子!」
切島「固野さんだ!今日一緒に帰るから先行ってくれ!」
上鳴「おや?放課後デートか?羨ましいな〜」
切島「そんなんじゃねぇって!…ごめんな、うるさくて!」
金髪の人(上鳴くんだと教えてもらった)に否定しつつ、こっちに手を合わせて謝る切島くん。
「ううん、仲いいね」
ニコニコと見守っていると、切島くんがちょっと頬を赤くしながら「まぁな!」といい笑顔。
やっぱかっこいいな〜。
上鳴「じゃ、お先!」
切島「おう、また明日!」
上鳴くんたちが帰っていき、二人になった。
切島「お待たせ、行こっか。」
「うん」
切島「どっかゆっくり話せるとこ…ファミレスでいいか?」
「もちろん!」
そうして近くのファミレスへ向かった。