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真っ白でいるよりも 【ハイキュー】

第3章 鯨








『シャワーありがとう』

「あ、いえ。 姉の服、そこにかかってます。 じゃあ、ちょっと……」







俺もシャワー浴びてきます、だよね?

予知能力とかじゃなくて、
普通にみんながわかる次の言葉。

その言葉がなぜか詰まってしまったようだ。






そして影山くんは私の目をじっと見据える。

そしてその瞳には色を宿していて…






その深い蒼の瞳に 吸い込まれ 動けなくなる。







影山くんの足がゆっくりとこちらに向かって動く。







互いの距離がどんどんと縮まっていく。








影山くんは私の手を取り、甲に口付け…








ない。
目を瞑り すーっと私の匂いを嗅ぐような仕草をした。








「…いい匂いします」

『…あ、うん。 好きな、香りで』

「花の匂い」

『ゼラニウム …だよ』







影山くんの顔がじりじりと近づいてくる。
今度はなんだろう。 

まだ匂い嗅がれるのかな、視診かな、触診かな…

この天然のお色気くんには
いちいちどきどきしてると心臓がもたないかも。と思って深呼吸…







目を瞑り深く長く息を吐いたところで
ふわっと唇に、柔らかくあたたかな感触。








『………』

「…もっと触りたいんすけど」

『…あ …え …っと』









ぽすんっ









借りて着てる影山くんのジャージが腰から綺麗に落っこちた。
なんと間抜け且つ今この状況を前に加速させるには有効的なハプニングだろうか…








影山くんの綺麗な それはそれは綺麗な指が私の頬に触れ
そしてさっきよりしっかりと深く 甘く 唇が重なる









口付けながら互いの服を脱がせ合い
寝室のベッドまで……










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