• テキストサイズ

真っ白でいるよりも 【ハイキュー】

第1章 チェンバロ
















「わー!ごめん!おれまた喋りすぎた!」

『…笑 大丈夫。 君の話すっごい楽しいから。でも一つ、質問。
Bouncing Ball、君のスポンサーなの? 日本の会社だよね?』





目を見開き、瞳をキラキラ輝かせ、翔陽くんは大きな声で






「うん!おれの友達の会社!」






と言った。







…友達なのか、あの孤爪研磨と、この、彼が。

…ああでも確かに彼の彼女…だっけ? 
まぁいいや、高校の時から付き合ってるっていう恋人も
割合こういう天真爛漫な子だと聞いたような。








『へぇ、孤爪くんとはどうやって出会ったの?』

「りさ子さんも研磨知ってんだ!」

『うん、まぁ、色々あって一度お見合いをしたことが』

「えええっ! でも研磨には彼女…あれ?彼女だったっけ?
まぁいいや、彼女がいるのに!」

『パブリックアイビーの一校であるUCバークレーに日本からストレートで入学。
容姿端麗、頭脳明晰、ダンスやサーフィンなど身体を使うことも日常的に続けてる。
茶道、琴、着付けなど日本の文化にも精通しており、そして料理が上手い。
それから… 明らかなアンチ以外、誰に聞いても性格がいい。素敵な女の子、よね?』

「…ななな、なんでそんなこと っつーか、そんな頭いいの!?」

『これは私なりというか、私が普段いる世界での言い回しに言い直したけど、
情報源は全部孤爪くんから聞いた惚気。
そしてうちの親のリサーチにより裏をとってある事実、なはず』

「…でもなんでお見合い?」

『まぁ色々あって、うちの親がうるさいから。
孤爪くんと裏で計画して、一度一緒にご飯を食べただけだよ。
その場所が親が用意したお見合いの場だっただけで、当人たちにはそんなつもり一歳なく。
…で、孤爪くんと翔陽くんとの出会いは?』






高校時代の話、春高という大きな大会での話、スポンサーになってくれたときの話、
ルームメイトが彼のファンであることが発覚したこと…







嬉しそうに、それは嬉しそうに話をしてくれた。










/ 225ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp