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淡藤の夢

第2章 幼少期10〜19


「……貴女も生前、病死されたのですよね?」
「まあ、労咳ではないけど。病人の心細さは理解しているつもり」
「そうですか」


どうせなら子供や親しい人達に囲まれて看取られたいと思うけどそこはお口チャック。
傍に人が居て弱音を聞いてくれるだけでも有難いのに彼はそう言う言葉を発しないから…
忍根性なのか本人の意地なのか判断出来ないけど、理兵衛殿は抱え過ぎだと思うよ?




と言う訳で今日は黒羽と雹牙、丹波君が『通り掛かったら居たから捕まえてきた。お前なら何か作れるだろ』と言いながら持ってきた鴨の下ごしらえと、今夜は山菜を使った雑炊です。

…あのさ。山菜もそうだけど適当に捕って来られても僕は万能じゃないんだけど?

キノコはまだ毒の有る無しが判別つかない!!と文句を含めて言ったら目の前で忍ズが仕分け始めたよ流石忍ダナー
木通も採ってきたの?任務の次いでに何やってるんだか。暗殺、諜報ついでに食材を確保とかどんな忍なの。

「いえ…私も養父に何か出来ればと」
「世話になったしな」
「丹波君、いいの?」
「構いやしねえよ」

様々なフラグとか考慮すれば彼らに感染はしないだろうけど理兵衛殿が気を使いそうだなぁ…
いや、想定外の事もあるからと予防は色々して貰ってるけどね。
移らない様にと理兵衛殿が安易マスクを食事以外で外さない様にしてるから

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