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玉依の一族(鬼滅の刃)

第1章 1章 崩壊そして邂逅


(今日はここまででしょうか…)

日が傾きはじめ深聡は神社に帰るため踵を返した。








(あ…そういえば…。)





千聡を送った神社に向かう道から少しずれ、小さな神社に向かう。






(あの子はまだいるかしら?)






少しスピードを上げ階段を登る。






「(あ、いた…)シー」





声を掛けようとして深聡は口を閉ざした。





目的の白い犬は見つけたが、どうやら誰かにおにぎりを貰っているようだ。






(飼い主が見つかったのかしら…)





飼い主が見つかったのならば…と帰るかどうか考えていると白い犬におにぎりをあげている人物が深聡に気付き目があった。






「あァ?」





「……。」





少しの間2人の間に沈黙が流れる。






「あんたァ、こいつの飼い主かィ?」




ガンを飛ばしながら犬におにぎりを与えていた男が声かけた。





「いえ。私は半年前にこの神社で倒れているのを見つけて、手当てをし少しお世話をしたぐらいです。」





「そォ「ワンワン!」」




深聡の声に気付き、白い犬が深聡に近寄って行く。





「お元気でしたか?シロさん。」
 




そう白い犬・シロに尋ねながら深聡はゆっくりとシロの頭を撫でた。





「白い犬だからシロってかァ。安直すぎるだろォ。」






その様子を見ていた男は、先程の形相から打って変わり少し笑いながら言った。






「名前を付ける事が初めてで…」






深聡は苦笑いしながら言う。






「ワンワン!」




シロは深聡の袖の裾を加え男の方へ引っ張っていく。






「シロさん。すいませんが、袖を引っ張らないでください。」





シロは男の側まで深聡を連れていくと何かを訴えるかの様に深聡と男を交互に見た。





それに合わせて深聡もシロと男を交互にみた。





(シロさんは何を訴えているんでしょうか?)






何度か往復して深聡はピンと来た。






「不躾なことを申し上げます。貴方様はお怪我をなさっていますね?」
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