第3章 蝶屋敷
「やっぱりすごかったわねー。」
機能回復訓練室ーー
そこには、義勇、実弥、カナエ、しのぶ、カナヲがいた。
「姉さん!彼女たちは本当にただの神社の人たちなの⁉︎」
深聡たちの事情に関しては柱までに留めて一般の隊士には鬼に襲われて身寄りがない神社の姉妹と伝えられている。
「そうよー。やっぱり神官の方たちはすごいのねー。」
「そんな言葉で済まされないと思うわ!」
「そうかしらー。」
しのぶの問い詰めをカナエは蝶の様にヒラヒラと躱していく。
「それに、あの祈祷に回復を早める効果があるのならば、蝶屋敷に住んでもらった方がいいんじゃないの?そちらの方が彼女たちを守ることも簡単だわ!」
「不死川君どこに行くのかしら?」
しのぶとカナエが話している間にそそくさと席を立った実弥にカナエが声をかける。
「…厠に行ってくる。」
そう言うと実弥は機能回復訓練室を後にした。