第19章 アフター・ダンスパーティー
166.
硝子のシフトの為に、と定期的に私が医務室担当となるシフト。必要とあれば時間外…、放課後も呼び出される事もある。
今日がそのシフト、3日目の呼ばれたら何時であろうとも全対応する最終日。私は生徒でもあるので、この期間課外学習(任務)があれば私だけは行けないのだけれど今回は無かった。
朝、当社比八割程普通であったホームルームで私はその医務室の件(明日の朝まで)忘れないように、と帰りのホームルームは来れないという連絡を悟から聞いた。
たまにある事だし、多分特級なりに強力な呪霊だったりとか厄介な呪詛師相手だとかで引っ張りだこなんでしょ。
……と私としてはそこは任務なら仕方ない事だと気にしてないのだけれど。
「……とまあ、今日こんな感じなんだけど。ハルカー、ちょっとキミに業務連絡、廊下に来てー。水入りバケツは用意しなくて良いよー?」
水入りバケツて。昔のドラえもん内ののび太の罰かよ、と言いたいのを堪えつつ。野薔薇も虎杖も伏黒も通じない可能性がありそうなネタだしね……。
教室の外を指差してる悟に、業務連絡ならここですれば良いのに皆に聴こえない様に言うってのが気になる。なんだろ?と首をかしげた。
『ん?何録画の話かなんか?』
「そんなんじゃないですぅ、もっと重要なお話なんですぅ~、それくらい全年齢対象だったらこの場で言うもんねー!」
あっ、小馬鹿にしてんな?ちょっと下唇を出して言ってるし。
悟が口にした"全年齢"という言葉に控えめに手を挙げた虎杖。
「先生ー…朝から公然でエッチな話は俺、どうかと思いまーす」
『……業務連絡っつって下品な話だったら実家から剪定バサミを持ってきて二度と公然でセクハラ言えないように常備するよ?』
「や、やめて?それだけはやめて?切り取らず僕の現物はこれっきりひとつだけにして?」
悟が全年齢対象じゃない事・皆とは関係なく私のみに伝えたい事って言うもんだから、下品な話なんじゃないのかという疑いがあった。