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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第18章 美術品のように愛でないで


携帯を置いて、さて…と覆いかぶさった状態、未だにペニスを咥え込む膣内といった性行為の真っ最中の私達。
未だにひとつの状態になった私達のままじゃ医務室に行けないんだよね。交尾中も飛び回ってる昆虫じゃないんだからさ。
萎える事なく硬く反り返る状態だからちゃんと言うこと聞いてくれるか心配だけれど、目の前の悟の目をじっと見た。

『私のお仕事の電話でした。だから着替えて速攻行くけど、またえっちしに戻るのは面倒くさいんだよね……』

具体的にはするぞっ!ってムードに体が戻れるかとか、落ち着いた気分を昂ぶらせたりとか。
私のこの悩みとは一生無縁そうな、生涯現役オスウサギのような男は案の定口を尖らせて文句をブーブー言い始めた。

「なんで面倒くさいが優先されるのか分かんないんだよねー。
気持ち良いじゃん、夫婦の営みじゃん!愛を確かめる行為じゃん!ハルカが薬飲んでるとはいええっちはね、子作りなんだよ?生き物がすべき本能の行為!なのにぬるぬるに濡らす事とか中イキをなんでそうも面倒くさいって言うの!」

『……文句の前にまず声量を気にして?』

これはゴリ押しで僕が出すまで伊地知の所行かせないとか言いそうだな…と察して。『はいはい』と適当に悟をあしらいながら腰を引いて私の中から悟を引きずり出した。
その抜き取った瞬間、悟は下半身に視線を向け「あーっ!」とホームアローンのケビンばりに叫ぶように声を出す悟。そのつむじ辺りに片手でチョップを食らわせた。近くに居る可能性!聞こえる可能性!

『ちょっと離れてるとはいえ声。バレる!』
「あーうん。めんご……いや、さ?オマエ、今日この瞬間からノーパンコースだわ。痴女デビューおめでと」

『は?……何それ、ちょっと詳しく』

悟がそう言い切る異変が気になる。気になりすぎる…。
難しい顔した悟。私の下半身に視線をやりながら下着のラインを楽しげな指先がなぞった。
私のピンチだっていうのに、至極愉快そうな笑みの悟は自身の緩めたシャツや上着の身だしなみを整え始めてる。
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