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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第18章 美術品のように愛でないで


165.激裏

ギチッギチッギチッ……。お互い快感に堪えるくぐもった声と荒い呼吸よりも、主張するベッドの軋むスプリング音がうるさく鳴ってる。

『…っ、』
「ククッ…!声、漏らさないようにすンのも……、必死に我慢するハルカも可愛いね~…、あはっ!」

激しく前後に腰を振り、子宮を突き上げる様なやたらと力強い行為が何度も繰り返されている。しばらくしなかった期間だけ溜め込んだものがあってか、既に四度中に出されてた。
強引さもある今日みたいな悟も好き、かも…。真剣な顔つきでたまにフッ、と笑う彼を目の前にしてきゅっ、と悟の背…というか服を掴むと、気がついた悟が歯を見せて笑ったので私も笑い返した。
そんな雰囲気の中でブブブ…、と震えるもの。思わず喘ぎ声を出さないようにって努力してた口から声が漏れ出す。

『ひゃあっ…!』
「もー、何を急に感じてんの?潮吹きでもしちゃう?」
『ちがっ、そうじゃないんですけどっ…!』

びっくりした…!と脇腹の突然のバイブレーションに体を跳ねさせた。悟がまたこっそり大人の玩具でも使ったのかと思ったけれど私の携帯の着信だったわ!
上着の前を開けているから、右の脇腹近くのポケットをもぞもぞと探る。その間も目の前の男は尽きない性欲のままにフンフンと少し鼻息荒めに腰を動かし続けてる。

「んっ…なに?電話?僕とのえっちよりも他のヤツが大事なワケぇ?」
『ちょっと黙ってて、それから腰も止める。ふざけたら大事な所切り落とすよ?』
「おーこわっ!」

笑ってはいるけどそこは素直に従ってくれた悟。腰の動きは止まったものの、膣内には硬くした状態の悟が潜り込んだままだけれど。本当に動き出したりしないよね…?
動きが止まったので安心して携帯を耳に当てた。

『……はい、ハルカです』
「(だーかーらー、そこは五条ハルカって言って!五条だけでも良いからっ!)」

文句を言う悟に、人差し指を口元に当てて"黙れ"と伝えとく。
電話の先は伊地知。重傷ではないものの怪我を負ったという事で医務室前に居るという事を聞いて、私からは少ししたら行く、と伝えた。着替えとか片付けを考えたら数分は掛かる。
……重傷じゃなくって良かった。
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