第18章 美術品のように愛でないで
ズボンを下げた後は、内側から上向きに反り返って突き出る下着を引っ張るように太ももまで下げると、ブルンッ!と勢いよく揺れてまるで怒ってるみたいなペニスが現れた。すっごい…、ここまで勃起してる状態のは久しぶりに見た。これが今から私の中に入って、乱暴に掻き乱すんでしょ?
……そんな事を期待してごくりと飲み込んで、上着とシャツを少し緩める姿を見て。
視線に気が付いた悟はこちらを見、ふふっ、と優しく笑う。
「久しぶりだね、えっちすんの。本当に手加減出来ないけどオマエはそれでも良いんだね?」
手加減なんてしなくて良い。えっちも、任務も…。
とっくに覚悟は決まってた。だから私は悟の確認に力強く頷く。
悟はギシ、とベッドに上がり私と同じくらい中途半端に脱げた衣服で、足元に膝立ちした。
『ん、いっぱい悟としたい。手加減しないで。今は少し壊れるくらいに激しくしても良いから』
「そういうのどこで覚えてきちゃったの!?止めてよ、余計に乱暴しちゃうじゃん、ただでさえ制服の着衣プレイって状況に興奮してんのに。充血しすぎてちんこもげそうなんだけれど?」
困った様に悟はぶつぶつ文句を言いながら、私の肩をベッドに押して跨る。
私はそっと悟の体を受け入れるようにと開脚した。
「どーれ」と呟きながら覗き込む悟はあはっ、と笑ってる。
「ただでさえパンツの意味を為してないデザインなのに、挿れる所の穴から液体がダダ漏れなんだけど?これストッキングまで濡らしてたんじゃないの?」
確かに興奮はしてたけれどそうなるまで悶々としてたわけじゃない。服がスレた事もあるし、何よりも…。
目の前の少し興奮気味の悟の顔をじっと覗き込んで、片手でその頬をさら、と撫でて。
『医務室で悟が揉みまくってたからじゃん。それに、ブラだって先端部分服にしょっちゅうスレて感じちゃうしっ……!』
「慣らさなくてもすぐに入れそうなくらいに濡らしてえっろ……ほんと、傑と浮気してなくて良かった」
『私、絶対浮気なんてしないもん……』