第15章 縛りの為の呪物
135.激裏
今晩で最後の沖縄の夜。
海で泳いだ後にシャワーを浴びていたけれど、夜になって浴室で。くたくたになるくらいに昨日で味を占めた悟はお風呂から出てすぐ始める。
始めたといっても私の中に入ってくる事はなく、下半身にしがみついて舌先で二度、まだ入ってない状態でイカされてしまって。二回目イッてそのままに余韻に浸っていれば横抱きに悟に抱えられて。
「ハルカがイッてるの見たら僕もイキたくなったから本番はベッドでしよっか!」
『んっ、ここではしないの…?一応、浴室にもビーチベッドはあるけど…』
窓際にあるビーチベッド。多分、天気が悪い時に来てしまった時とか、気分だけでも…という感じで寛げるように、との配慮だと思うけれど。そのベッドを見た悟は首を横に振る。
「寝室のベッドの方が盛り上がれるでしょ。ビーチベッドじゃ僕のピストンに耐えきれなくなって壊しちゃうもん!」
『自信過剰……』
壊すの覚悟であっちでやる?と窓際のベッドを顎でしゃくり、横抱きのままに私に確認する悟。こういうホテルの備品壊したらとんでも無いことになりそうな予感がして、私は首を横に振った。寝室でしよう、と。
それで浴室から素肌のままに彼に抱えられてベッドに降ろされる。
沈む身体をしっかりと受け止めるベッド。しっかりとルームサービスで新しいシーツに取り替えられていた。
「よいしょ、と。流石にハルカん中に出したものは甘いものじゃないねー、ちんこから練乳出したかった!特訓しよっかなー」
『練乳が悟から吹き出してたらそれは奇病だよ……特訓とかないでしょ、何?糖尿とかになれば精液も練乳になるの?』
自分で出したの忘れて、翌日の夜にまた人の下半身を攻め立てて出したものを甘くしたいとか、この人は…!と怒りたくとも浴室で軽くも、本気でも何度も舌先でイカされていて怒る気力がない。
ただただ、したいと願い覆いかぶさる悟のすんなりとした挿入に身を捩る。