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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第14章 鮮やかな日々よ


125.

悟行きつけの某回らない場所の持ち帰り寿司を4人分を持ち、私の家へと向かって足を運んでいる。もうすぐで私の実家という所で並んで歩いて。
薄めのブラウンのサングラスの悟。にこにことしていて嬉しそうでそんな悟を見てると私まで嬉しくなる。寮生活を始めて久しぶりの実家っていうのもあるけれど。

「ハルカのお兄さんは初めて会うね~!どんな修羅場を潜ってきた人なんだろ~?やっぱ左の頬に十字傷とかあったりする?」

わくわくしながら頬を指差し、私の兄を想像する悟。残念ながらそんな物騒な傷は兄の顔についていないんですけれど。

『……ローランサン?ヤムチャ?それとも剣心の事言ってる?』
「えっヤンキーだろうからさー…傷あるんだろうなって。あ、もしかして喧嘩はスタンド同士?」
『みたらい一家は砕けないの章始めんな??』

……悟はこんな感じにいつもの調子で。
はあ、とひとつため息を吐いて。
…家に着く前に悟に注意をしておこうっと。

『悟、マジ気を付けてね。喧嘩吹っ掛けるつもりじゃなくても普段の言動の悟を見てうちの兄貴、暴れるドーベルマン化するから』
「えっ何キミのお兄さん相当なジャックナイフなの?みたらい一家って世紀末ファミリー?」

『そういう所だよ……そういうのは思ったとしても口にしちゃ駄目』

なんか父親は悟の事結構認めつつあったけれど、問題が兄貴。シスコンだ、一方的なシスコン。私は別にブラコンって程じゃないけれど頼りになる兄なんだよなーとは思う。でも向こうからはガンガンにLINEもじゃんじゃん来るし(たまーに返す)会ったらもう離さないレベル。悟程ではないけれどくっついてくるタイプだ。だからこそ悟の扱いも兄に慣れているからこそ、鞭多めの時々飴であしらえる。
見た目が普通レベルならまだ良かった。私の兄の見た目はエリートヤンキーやクロマティーな世界が似合う、ひとつ上の兄貴。少し前はパンチだった、最近はオールバックにしてるみたいで兄を見て怯える人達がまるでネコバスの木が避けてる!現象。
……悟、大丈夫だと思うけれど。火に油を注ぐ事になる予想が出来てるから心配になる。
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