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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第14章 鮮やかな日々よ


べっ、と舌を出してティースプーンでカチャカチャと紅茶に糖分を馴染ませている。悟、その一杯の紅茶に含まれる糖分は角砂糖5つ分だ、おかわりしたら10つだぞ…?お菓子とは別に紅茶だけで。

『……っと自信満々に言っていた五条悟であったが、後日ドクターストップが掛かったのであった…』
「やめて…」
『万屋の店主になりたくなかったら糖分控えなよ、糖尿ビンゴだったらフリーゾーン含めての白髪・甘党・少年性を忘れないポイントとリーチ掛かってるんだからね?』
「……それ全員が糖尿にならないからね?ちなみに残りは何でビンゴになるの?」

すっ、とお菓子に手を伸ばす悟。
うーん、とちょっと考えて自分でさっき剥いたお菓子をじーっと見る。

『砂糖多く入れたからって塩も多く足してプラマイゼロってやったら終わり?』
「ミスフルの猿野だろ、それ」

カサ、カサカサ、と剥いてお菓子を食べている甘党。
私もせっかくだし食べようかな、と手に持ち目の前の口をもこもことさせている悟を見る。

『10回目のデートの場所決まってないなら一緒に決めない?』

チョコ掛けのお菓子を摘んで齧る。サク…、と軽い音を立ててミルクチョコの甘さが口内に満ちる。サクサクと軽くて美味しくて、指で摘んでいた残りも口に入れた。かなり甘いのだけれど、紅茶に砂糖を入れてる目の前の人はまた手を伸ばしていた。
悟は別の風味の個装を指先で剥こうと、底面をカリカリしている。

「ん?今週末はオマエんとこの親父さんに挨拶入ってっから、僕、来週にデートの企画してたんだけれどどこか希望あった?」
『あっ予定してたの?』
「そうよー?なんでも出来るスパダリだもの、僕」

そう言いながらパリ、と剥いている。中身はホワイトチョコでコーディングされている。個装紙にレモンが書かれていたからレモン味のはず。と自身がさっき食べたものを確認したらジャンドゥーヤと書かれていた。
分かりやすいいちごの描かれた個装紙に手を伸ばす。
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