第14章 鮮やかな日々よ
もう言っててどっちの"いく"だか分かんねえぞ、これと思う程に腰が激しく振られ始めたので私は首を振ってドアを指差した。
もうイクのは止めて行け。性的興奮は私から去り、襲ってくるのはいつ部屋に攻め込まれるか分からないっていうハラハラとした状況。
身体を抱き寄せ、縋るように腰だけはピストンを繰り返す状態となった悟にもう我慢がならない、夏油に見られたら困る!
悟の頬をぐにーっ、と押し退けた。
「ちょっ、ハルカ~!?イカせてよ、もうちょっとなのっ!」
悲願する悟だけれど任務の方が重要。
『こっちはイクな!任務に!イけ!!!』
焦りすぎでイケなかったって事もあり、仕方なく中断したセックス。悟は慌てながらも着替えて任務へと向かっていった。