第14章 鮮やかな日々よ
経験無くとも学校での同級生の話や情事に関した作品を知っていた。
要するに悟は私にその…口でしてほしいって言ってる。
『……私上手く出来るかわからないけど、それでも良いの?』
悟はにこ、と微笑して風呂の縁に座る。湯船の外へ向いて座ったので私もざぶん、と湯船から上がった。成人ふたりの抜け出した湯船の湯量は一気に下がって、大きく波打つ。
湯船の縁に両手を掛け、洗い場へと片足を出す私を見て悟はふっ、と笑った。
「……うん、ハルカだからして欲しいんだよ」
『じゃあ、私やってみる』
洗い場の少し冷えた床にお湯を掛け、膝を着いて座る。目の前には赤っぽく上を向いているモノ。
そもそもあまり触れたりしてなかったしなあ、とそっと手を触れた。
「いっつもえっちでご活躍の五条の悟君だけれどハルカは触って無かったっけ?」
見上げたらば至近距離で覗くような悟。顔が近い。
そうだね、と言いながら思い返すと数回触れた事があった。今は熱っぽく硬くなっているものをさわさわと上下に撫でる。
『体を見ないようにしてる時にふざけて触らせて来た時と、悟の上に跨ってえっちする時に支える時くらいだけじゃないの?』
ちょっとぎゅっとしながらぐにーっ、と上から下に握ると中の肉肉しいモノが角度を保ちながらも主張してる。
悟は荒い呼吸の中でんんっ、と声を漏らした。
「じゃあ…、いっぱい触ってみて。ハルカは僕の物だけれどさ、僕はハルカの物でもあるんだから」
『……そっ、じゃあ遠慮なく』
いつも私のあちこちを触られているのだし、この機会に私も悟を知っておこう。と、異性の体を触れていく。
触れているその下にある物にも触れる。さら、として指先でつまむとむにむにしてて弾力がある。
「タマタマいじるのは良いけど潰さないでね…、」
『ゴリラじゃないんだけど?』
ククッ、と短く笑った悟は自身の人差し指でつう…、と上向きのペニスを押し、離す。ブルンッ、と大きく揺れてまた上向きの状態を保ってる。
「……タマタマもイイんだけど。こっちがハルカに嫉妬してんの。遊んで欲しいな…?」
『しょうがないな…、』