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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第14章 鮮やかな日々よ


……白髪、片目…、うん。悟ならモノマネイケるわ。ご飯に卵を掛けながら、悟をちら、と見て空になった取皿をテーブルにコト、と置いた。

『そのモノマネ、アイマスク付きで今度やってよ。虎杖に絶対にウケると思う』
「やっぱり?僕って何でも出来るからモノマネ部門も制覇出来ちゃう感じかな?
呪術の先生から忍術の先生にジェブチェンジしちゃおうかなー」

『モノマネするのは良いけど公然でエロ本読みだしたら通報するねー』

後半の白米にすき焼きのたれが混じった卵がかかり、ちょっと醤油を掛けて卵かけご飯にしていると、先に卵かけご飯を作り終えた悟はふっふっふ、と奇妙に笑っている。
熱いもんね、鍋。部屋も暑いしね。そりゃあ笑ってしまうだろうよ、とやや憐れみの視線を送った。

『どうしたの?暑さにやられた?太陽のスタンドの秘密でも見つけた?』

「んふふ…違うよー?ジョセフだけ気が付かなかったアレじゃないよー?
ごほんっ!ただいまよりうどんの投入を始める!」

ガサァ!と私にうどんのパッケージを見せ付ける悟はキラキラとしていた。そのパッケージにはきしめんタイプ。すき焼きのタレに煮込まれるうどん……。

『ナイス!悟!しかもきしめんじゃん』
「褒めて褒めてー」

ちょっと前かがみになった所を撫でるとご満悦の様子でうどんを投入していく。
煮えるのを待ちながら、具材やご飯を食べながらにすっかりごっこ遊びをしていた事も忘れ去り、普通の会話を始めた。

「そういえばさ、親父さん達の挨拶どうすんのよ?」

『んー…この前のは土曜でオッケーだった…となると休みの都合から3日後かな?連絡して間に合えば良いけれど』

カラン、と音を立てて氷を入れた麦茶を飲む悟。
私側にもある、それこそ夜だしお酒でも…と水のふりして焼酎を入れようとした所見つかってしまってる……なので昼間と同じ麦茶。
私はしっかりと味の染み込み茶色に染まった豆腐を箸で割って食べている。

「じゃあそれで連絡しなよ。あとオマエ、五条になったんだから免許だの銀行口座だの色々手続き大変だね~…面倒くさいからって放置しちゃ駄目よ?何かあってからじゃ遅いんだし」

『実感無い所に急に実感湧くような必要手続きが湧いてきた』
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