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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第14章 鮮やかな日々よ


答え合わせのように何故私がひとり取り残されて狙われたのかは、先に行ってて、どうせ悟が待ってるだろうし…という言葉と、私が確認していない携帯のメッセージにその悟が任務に入った事だとか、ふざけて書いてたメッセージが一年の皆に悟と合流していると思わせた事。皆少しずつズレたその隙間を狙い、付け狙っていたリベルタが行動を起こした……という具合。奴らにとっての奇跡、私にとっての不運。
ここまで奇跡的な不運に自身でもトラブルメーカーだと思うわ。呆れてもう、苦笑いが出てくる。

「じゃあ、僕達は部屋に戻るよ。ホームルームの時間に教室行って買い物してくるけれどハルカはフラフラ外出ちゃいけませんよー」

悟につられて私も立ち上がるとまず最初に学長が声を掛けた。

「悟や傑のやらかした経緯はどうあれ、一言言わせて貰おう。
入籍おめでとう。その悟という男はすぐ調子に乗るが…まあ、やる時はやるやつだ、あまり調子に乗りすぎないように支えてやってくれ。
悟、お前はもっと真面目になれ、嫁に逃げられるぞ」

「えー、僕が真面目になったら僕じゃなくなっちゃうでしょー?」
『なれや』

小鳥のようにツンと口を尖らせて黙った悟。たん、と膝を叩いて手を上げたのは夏油。もしやこの流れは全員から来るのか…と夏油の方向を見た。
夏油は乙骨に先どうぞ、と譲り乙骨はニコリと笑った。

「じゃあ僕からも。結婚おめでとう御座います。ハルカさんに関しては知り合ってから短いですけれど…本当に五条先生で良かったの?大丈夫?」

『それは悟次第ですよ、先輩……悪い癖が出ないようにして貰いたいんだけれど…』

悟はドヤ顔で自身の胸に手を当てている。

「ダイジョブ!ボク、ハルカヒトスジ!」
「……あの、ハルカさん。世の中の人間半分くらいは男性なので先生で失敗しても次ありますから」
「憂太縁起でもないこと言わないで、そこは幸せを願う言葉にしよ?ほらさ、良い家庭をーだとか良い旦那さん貰ったねーだとか、」
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