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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第12章 愛し君の喪失


「メシは忙しくて摂れないだけ。腹減って摂れる時には摂ってる。睡眠はさー……寝ようとしてもさ。
……俺、ハルカが居ないから寝れねーのよ」
「そういう問題?」

そういう問題だよ、馬鹿。何言わせるんだよ。
いい匂いでふかふかで、毎日は無理としてもえっちな事しよ?と誘ってしこたま抱く。俺に染まったハルカは回数を重ねる毎に受け入れる事に抵抗が無くなっている。男を知らないクセに、俺で初めて男を知った割にヤる時は結構好きみたいで良く濡れ、喘ぎ、イク。
抱かせてくれない時、ただぎゅっと抱きついて寝る。それだけでも満たされた。
そんなハルカが5日も居ないんだ、寝れない。安心出来ない。
組んでいた腕を解き、ベッドに座る傑に力説した。

「あのふにふにして良い香りするハルカが居ないと寝れねえの…!
ヤりたいのに出来ないし……残り香じゃねえ、生ハルカの匂いを嗅ぎたい…」
「どんだけ惚れてるんだよ……」

呆れた顔の傑にチッ、と舌打ちをした所で俺の携帯が鳴る。
すぐに手を伸ばし画面を見る。おっと、冥冥…つまりは新しい情報だ。
スピーカーにしてベッドに置き、覗き込むように傑と話を聞く。

「はい、もしもし!?冥さん?」

"おや、新しい情報待ちわびてたかい?"

そりゃあそうだ、今か今かと待っていた。
俺の返事を待たずに冥冥は続けていく。

"区役所に出入りする姿を見てね…、伝手で彼らが何をしに来てたのか調べたんだよ。そしたらみたらいハルカの戸籍を見ていた。過去にも何度か調べているけれど、今回は調べる他にね…"なにかの紙"を持ち帰っていったそうだよ?フフフ、君はこの後どう動くのか見ものだねぇ?"
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