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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第8章 スキルアップ


びくん、と驚いて体を硬直させる私に悟はははっ!と笑い、私の頭に片手を載せて優しく撫でた。
いや…そう撫でられましても…悟はもう片手で携帯を取り出して私に身を寄せながら画面を見せる。私もその流れで悟に肩を寄せながら画面内を見た。

「それだけ僕はキミに本気だって事!
ほら、全員振ったから後からみんな死ねって送ってくんの!復縁希望誰も居ないの寂しいよねー…このナイスガイをだよ?」
『えーっと?
"死ね"、"あなたと過ごした最悪の時間でした時間返せ"、"いつかやると思ってたわ"、"死ね"……
ぷっ!…はははっ!……なーんか悟らしいや!』

体を寄せていたので片手でばしばしと背を叩くと口を尖らせて不服そうな悟はいつものように笑った。
見せていた携帯もしまって、撫でるのをいつの間にか止めていた手は私の携帯に伸びる。じっと画面を見て悟は吹き出すように笑っていた。

「さっき撮った写真を壁紙にするなって!」
『私にとっては人生で一度は来てみたい!って思ってたのが銀座の回らないお寿司だったんですー』

含み笑いをしながらも、悟はお箸を手に取る。

「一度じゃなくって何度でも連れてくるから、ハルカ。もったいぶらずに食べな!」
『うん……いただきます!』

心のどこかに安心感が生まれた中で、勧められるがままに私も箸を手に取った。
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