第1章 設定(話が進むと増えたりするかも)
■「覚醒へのトリガー」の章で得た呪術
罰祟り(バチアタリ)…髪夜の祟りでの治療時の状態を記憶(視覚などではない、式髪にこれまでに記憶した事のある負傷・病の状態)から触れた相手に移す。髪夜の祟りで治すのは掛けた部分を補填する行為で少し時間を掛けるもの、けれどこの罰祟りで傷付けるのは一瞬。触れただけで相手の腕の切除・首の切除、病や小さな傷、打ち身ですらも移せる。
生きた人間を治した記憶だから頑張っても致命傷。一度に掛け合わせる等は出来ない、また一回ごとに消費するのは式髪の呪力よりも呪われた血そのものが使用される。
流血ではなく蒸発、重症ほど失われる血液量は多く、連発すれば分かりやすい式髪よりも死亡リスクがぐんと上がる。連発して使うのもデメリットありだけれども、連日して使えないのもある(四肢欠損・臓器修復は出来ても罰祟りによる失った血の自身の力での再生は不可、自然回復待ち)
髪降ろし(カミオロシ)…生得領域を自身の肉体のみ展開した状態で血族に伝わる領域からひとり血族を降ろすことが出来る。降霊術。肉体主導権は肉体主、同時に存在しながら思考内での会話や、記憶の参照、下ろした血族の術式を一時的に使用可能。