第7章 このリセットは強くある為に
「夢じゃないよ?僕ならハルカの名字をみたらいでも春日でもなく、五条にいつでもしてあげられるから。
今回のでお腹の子が無理だったらキミが卒業した頃に子供が欲しいなぁ…、春日の一族の繁栄とか関係なく、ひとりじゃなくて兄弟作ってさ!賑やかになるだろうね~…
きっと幸せな家庭になるだろうね?」
凄く嬉しい。幸せであるのに更に満たされてどうかしてしまいそう。
ちょっと頬や耳が温かく感じる中で悟の肩をぱちん、と軽く叩いた。ふたりとも露出が多いから。
『…もう。そういうプロポーズみたいな事は服着てから言うんだよ、まったく』
はあ、と私はため息とつく。
私が話してる最中になにかを察した悟は私の言葉に合わせてきた。
『「そういう所だぞ」』
先読みをして合わせた言葉。
太ももをパンパンッ!と叩き手を広げて笑う悟。私はその悟の胸に喜んで飛び込み、朝からきつく抱きしめあった。
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「はい、グッモーニンお婆ちゃん…今回も起きてくるの遅くてごめんねー?」
『おはよう御座います……』
私も小さくおはよう御座います、と先に居るふたりに挨拶をして悟から視線を外す。声を大きく出来ない理由があったから。
悟の顔にふたりの視線が注がれてる。顔が良いのは知ってる、今の悟は色がブラウンのサングラス、白くてぶかぶかのトレーナーとジーンズ。ただそれだけなのにオーラを出している。けれど、ここのふたりはそういう意味で見ているわけではなく。
抱きしめられた後に、元気ないだかそんな事言ってたクセに盛ってしまった悟に私が平手打ちした痕が残っているからだ。
抱きとめられた私の、下着越しに同じく下着越しから固くなったものを擦り付けられて悟はねっとりとした甘い声で耳元で囁いていた。"しようよ、ハルカ"ぞくぞくとして昨晩何度も出入りした通路や最奥の子宮が悟を呼び込むけれど理性がなんとか働いたおかげできっぱりと断れた。朝からしたら駄目だ、この人とは。
"朝からは無理っ!"
"そこをなんとかっ!"
"無理っつってんだろーが!"
──ぺちんっ!
……反転術式使えば治るのをわざと残している。そして悟にも私に"消さないでね"と念を押された痕がいくつか付けられていた。