第7章 このリセットは強くある為に
ゆさゆさ。
朝から眩しいグッドルッキングガイ。この時点で心臓に悪い、アイマスクを無理くり着けてやりたい。
ゆっさゆっさ。揺らすと白髪が光を浴びて輝いて、白銀にも見える。
『悟、朝。あーさー…』
「んー、なんだよハルカ、まだ足りないのー…?ちょっと僕出しすぎて疲れてんだけど?夜まで待ってよ…、それまでに種くらい補充出来ると思うからさー…」
思わず揺らす手が止まる。
……えっ何、夜もすんの?
うーん、と声を漏らしぎゅっと抱きしめられて、胸元ですりすりとツカモト2号の如く甘える悟。ふわふわで暖かい髪が肌に触れて気持ち良い。その頭を抱えて数度私は撫でて甘い空気になってきた所から正気に戻る。
いや、私は朝からセックスしたくて起こしてんじゃねーよ?何を勘違いしてんの、この性欲モンスターは。
撫でる手を離して寝ぼけ顔の柔らかい頬をむにっと軽く摘んだ。
『朝から盛ってんじゃねーよ?ん?朝だっつってんでしょ?おーい』
「あーはいはい起きます起きます、おはよう御座いまーす!」
面倒くさそうにもぞもぞとようやく起きた悟は眠そうに笑う。
「一言言っていい?」
『何?』
両手の人差し指を私に向け寝起き早々にウインクをされてしまった。
「ハルカのバージン、ゲットだぜ!」
『永遠に寝たいの?悟は?あ゙?』
なんつーもんゲットしてんだよ、朝からムカつくトレーナーだなぁ、と体が開放されたので起きるも下半身が痛む。
容赦なく突きまくり、脚を開いて無理な格好でお祭り騒ぎしたツケだ。ヒィヒィと片手を腰に当て、這って下着を取りに行く。
だのに悟は全裸で爆笑していた。その手の悟のパンツに"怒髪天"で穴開けたろか?
「あっはっは!ヒィー!全裸の貞子みたいっ!はははっ…
こっちにお尻を向けてるって事はさぁ…バックしてって誘ってんの?ちょっと後ろから挿れても良い?」
『もうやらん!もういっちいちムカつく!どっかの誰かさんのせいで腰が痛いのっ!あー、そっちにある私の着替え取ってよ…』
笑われながら投げられたパンツを受け取って私は履こうとした。
こぷっ、と空気混じりに溢れたものに戸惑う。汚れないようにするものは持ってない。確実にパンツに悟の精液が着く。
『シャワーでも浴びたほうが良いかな……どっかの誰かさん、遠慮なく中に出すから地味に出てくるんだけれど?』