第6章 "愛"も止まらない!
──初めて、悟と合体しちゃった。自分の初めてを好きな人に捧げちゃった。
悟はわくわくとした少年のように、少し興奮気味だ。スカイブルーが薄明かりの中できらきらとしてる。
「──やっぱ、こんなに気持ち良いのは"中出し"だから、かな…?」
『……は?』
気持ちがスン…、と白になる。さっきまでのハッピータイムはどこへやら。無になったわ。
そんな私の前で悟は舌を出し、片目を瞑る。いわゆるテヘペロ。
いやこの状況にテヘペロをして許されると思ったのか、この男は!
「コンドーム付けるの忘れちゃった☆ごめーーーん!でも気持ちよかったから良いよねっ!」
『ばっか!あんたってホンットばっか!何私に……っ!ばっか!!!もひとつおまけにシンプルに馬鹿!』
起き上がり、合体した身体の状態は解除され(ぬりゅんっ!て悟が出てった…)手を合わせて一度謝った悟は私に迫るように再び覆いかぶさる。
その腹に片足を付けるも、体術でも敵わない相手。
悟は真剣な表情だ。
「まーまー、大丈夫だって!ハルカのお腹に子供が出来ても僕はちゃんと責任取るよー?それより一回出したんだから、今日はトコトンやるよね?今更コンドームしたって意味無いだろ?今夜は勃つ限り無限に発射したいんだなー!
いいよね?今まで我慢した分今晩に出しまくるっていうのはさー!」
責任を取るよ。
その言葉の意味を深く考える時間を悟は私にくれない。
楽しい遊びを発見した子供のようにもう一回!とせがむ。たじたじだ…、もっとするっていうの?
「もっとえっちしようよー、ハルカ!ねっ?お願い!」
『だっ駄目!これ以上中に出されたらホントに…っ』