第6章 "愛"も止まらない!
「ハルカ……好きだよ。僕は、僕にされてこんなにも淫らなキミが見られて最高に嬉しいな」
体内の律動を感じながら、とろんとした優しい瞳で見つめる悟を見つめ返した。
お互いにさっきまで夢中になって険しかっただろうに今はふたつの人間じゃない、まるでひとつの身体みたいに混ざり合って融けてる感じ。
──ああ、なんて幸福なんだろう。この時が永遠に続けば良いのにと願うまでに幸せに満ちていた。
『私も悟の事、好き。好きな人だから、こうなれて嬉しい、かも』
ふふ、と短くもシンクロして笑い合えた。こうなるまでの期間が短いという人も居れば長いと言う人も居るでしょうけれど、私にとっては山あり谷ありの困難からのゴールだった。
幸せだなぁ。繋がったままに互いの素肌を抱き寄せ合って深い口付けを交わす。唾液も空気も奪い合って、舌が絡み合って……キスが終わって唇が離れても幸せなのは変わらなかった。
少し汗ばんでる互いの肌が擦れ合う。その摩擦でさえも愛おしくて私は悟の顔に手を伸ばし、頬を撫でた。
数度撫でていると悟は嬉しそうに、ふふ、と笑って瞼を閉じて自分から私の手に頬ずりをする。
……こうしてると懐っこいわんこみたいで可愛い、かも。
悟と触れられて嬉しい。好き。好き。大好き。
思わず、本音が溢れて"好き"、と言えば悟は歯を見せて笑った。"僕も"と。
繋がったままに悟は覆いかぶさって今度は私の頬に頬ずりする悟。
その頭をわしゃわしゃと撫でると耳元で小さく笑っていた。
「はぁー……、しかしすっごいね、ハルカ。身体中どこもかしこも柔らかくて、えっちしたらこんなにも素直になっちゃって良い声でいっぱい喘いで…気持ちよくって。
めちゃくちゃハルカの中、良かったんだけれど……やっぱ…、」
『んー、何?やっぱ?』
初めてのオーガズム。気持ちよくてとろけそうな思考回路と、悟もきっとイッて気持ち良いんだな…と自然と微笑んでしまった。悟も随分と気持ちよさそうで顔がいつもにも増してゆるゆるとしてる。
話してる最中にも追加でなでなでと頭を撫でる。これまた可愛らしく、撫でていた私の手を取って手の平にキスをしてる。