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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第6章 "愛"も止まらない!


「ふざけてるとキミにつっこまれてばかりでさー、たまには真面目なナイスガイモードにならないと恋人も繋ぎ止められないからね…」
『常時真面目になっとけや』
「えっやだ。完璧な五条悟だったらモテすぎてハーレム出来ちゃう。…ちょっとその目止めてー?視線だけで僕のガラスのハートにダメージ来るんだけれど。もっと生暖かい目で見て!」

なーにがハーレムじゃ、と睨みつけてると悟が私の顔を見ないように片手を少し上げて隠してる。
けど真面目な悟だったら確かに今以上にモテるでしょ。その場合は私はポイッ!ってなりそうだなー、と自身の脚を組んだ。

『なりたいもの、ね……じっくり考えてみる。それまでは術式鍛えて体術も真希先輩ばりに…強くなりたいなぁ。たまには悟、ちょっと稽古に付き合ってよ』

行き急ぐわけじゃないから、時間はたくさんあるし強くなりたい。
稽古を頼めば悟は腕を組んでうんうん、と大きく頷き始めた。

「ふふん、天才呪術師の僕に稽古を頼み込むってワケか……何かを得るには大なり小なりそれなりの対価が必要だね?強さへの真理の扉を開くっていうのは、さ?」
『……え、なに錬金術師意識してんの、悟?鋼とか焔とか二つ名付けてく感じの言い回しじゃん』
「聞いて驚いて?天才美青年錬金術師だよ」
『カリおっさんじゃねーか』

悟の悪ふざけは置いといて。
先輩にはポイポイと容赦なく投げ飛ばされるし、武具も慣れてるからなかなか一本が取れない。また違うスタイルの悟とも経験を詰めばもっと強さへの道を開けるかもしれないなぁ。
じゃんじゃか強くなれれば誰かに守られる事なく、もっと自由に生きられるのに。ちょっと口を尖らせて"呪術師って大変だな"と私は零した。
私の言葉を最後にまた沈黙が訪れる。なんか話題…それとも一回温まって上がる事を提案すべきかな…。
とりあえず涼んだしお湯に浸かり直すと、悟も追うように湯船に浸かった。
二人分が急に入った浴槽から贅沢にもお湯がザバア!と溢れる。100Kgは確実な分のお湯の量が排水溝に殺到してちょっとだけ騒がしくなるもまた静かになってしまった。

「ねえ…話題も流石に無くなっただろうしそろそろお風呂上がろうよ。こうしてる時間、勿体ないでしょ?」
『何?私Switchとか持ってきてないよ?』
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