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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第6章 "愛"も止まらない!


「呪力を蓄えないとって不便じゃね?」
『まぁね、でも一定量呪力を溜めた状態じゃないと使えない領域展開があるんだってさ』

技構成は反転術式以外はほぼ領域展開を使うために呪力をかき集めるようなものではあるけれど。

「領域展開かー…伏黒もなんかそういうのあるんだっけ?」
「一応な」
『ほーん…?』

今の所、このクラスメイトの中だと伏黒もそういったものを持っていると聞いた。
私は皆が戦っている所を見ていないけれど伏黒は式神使いだと言う。禪院から枝分かれした鎹から始まった、春日は式神ならぬ式髪。やっぱりネチネチしてる……そういう所だぞ、私のご先祖。
話題が豊富なティーンズ。高専ならではの術式の話から変わっていき……。
今はジャンクフードの話になっている。その話題の提供者は虎杖だった。

「なんかマックのポテトが食いたい」
「やめろ虎杖、一日の始めにそういう事を言うな!一日ポテトの事を考えないといけなくなるでしょ!」

朝からそんな病みつきになるジャンクフードの話をされたら食べたくなるのが人の性。
携帯をいじってる時に広告で流れていたなー、と私はその話に続いた。

『今、全サイズ190円じゃなかったっけ?』
「やめてみたらい!放課後買わずには居られなくなる!」
「学校終わったら食えば良いだろ」

朝から虎杖の発言に被弾した釘崎が、バーガー店のポテトが食べたくなっている。元は虎杖が零した言葉だったけれど効果は抜群のようで。
ポテト…無性に食べたくなる時あるよなー、そして冷えるとちょっともそもそして美味しくなくなるんだよなー、と私もポテトを思いながら加勢していく。

「わざわざ学校からポテト食べに出かけるとかさぁ!高専から遠いじゃない!東京なのってくらいに自然に囲まれてるし!」
「でも食いたいなら食えば済む話だろうが」

伏黒がガンガン釘崎に攻めていく。
虎杖がニシシ…と笑って、仏のようなポーズをし始めた。

「私はポテト、食べに来るのです…」
『私はポテトの擬人化…全サイズ140円は明後日までです…待っていますよ……』
「だあーっ!もう!皆で誘惑しないで!今日は家でボロネーゼって決めてたのにー!」
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