• テキストサイズ

【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第5章 "好き"が止まらない!


「この流れで恵ね!僕と同じく呪術界御三家のひとつにあたる、禪院家の血を引く男。伏黒恵!式神で呼び出した後はちょいちょいムツゴロウになったりもする…かもしれない!嫌いな食べ物はパプリカ」
「しないです。それにそこ普通好きな食べ物言う所ですよね?なんで嫌いな食べ物だけピックアップするんです?」

悟のフリーダムな紹介は止まらない。酒を飲まずにこのテンション。
僕は何か悪いこと言っちゃいましたか?と言わんばかりの悪びれた様子無く進められていく。

「えっそこはなんとなく?……で、次は50メートルを3秒で走るスーパー一般人!だけど呪いの王、両面宿儺の指をあらやだ、食べちゃった!と思えば呪いを宿してしまった男。虎杖悠仁!」
「宜しくオナシャス!最近よしおのモノマネレパートリーが増えた所ですれ違う様によしおがテレビから消えました!」

『あー久しぶりに見たら服着てたよね~…』

何週間か、もしかしたら何ヶ月か前にテレビ画面に出てきた芸人をほんわほんわと思い出す。
モノマネを極めた所で原作が消えちゃ元も子もないよねぇ。
そして肩に置かれた手を揺すぶられる。

「最後はこの人!」
『余計なこと言ったら部屋にコンパネ設置かつ玄関の鍵を取り替えるからな』

部屋を繋げられてしまった壁を塞いで、合鍵の無い新しい鍵に変えてやる。
キッ、と右隣を見ると悟は右手をサムズアップした。お酒が飲めないと言っていた割にテンションは相当に酔っているよ。その湯呑は熱燗なんじゃないのか?

「一般人に偽装されたけれど最近呪術に目覚めた女…、デビュー戦では例えグラウンドに逃げ出そうと見つけ出して呪霊の首をマサイの戦士が如く刈り取り天へと掲げるアマゾネス!こうみえても春日の生き残りのみたらいハルカ!」
『私はプーチンなのかマサイなのかアマゾネスなのかそこんところはっきりしろ』
「えー…全部?」
『そんな卑しん坊じゃないわっ!戦闘力特盛か?』

悟と私でやり取りをしていればいただきまーす、と前方からの声。
虎杖と伏黒が食べ始めていた。虎杖の食べっぷりが良く、頬が丸くハムスターの様に膨らんでいる。その頬は咀嚼する度に少しずつ小さくなっていく…。
それを見て火がつくのは釘崎、少し膝を立て前かがみになっている。
/ 2273ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp