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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第40章 悔いのない人生を


「おう、お疲れ。それから蒼空もボディガードご苦労さん」
「お疲れさまです、家入さん、皆さん」

ペコ、と頭を下げて私が靴を脱ぐ隣で私の靴を攫っては端っこに自分の靴と一緒に並べてる蒼空。
そういう所を見ていたのか。眉間を抑える野薔薇が呻いていた。

「くぅ~!見た目がクズな担任にそっくりなのに中身が良い子に育ちすぎて頭が混乱するっ!」
「釘崎そう言うなって!」

野薔薇と虎杖のやり取りを見て、ひとり足りないぞ?とメンバーの顔を見てから虎杖をじっと見つめた。

『あれ、そういや虎杖に野薔薇っていったらひとり足りないじゃん。伏黒も今日来るって言ってなかった?』
「んあ?あー…アイツ、ちょっと任務長引いたから遅れてくるってさ!確か、今回の任務一緒に行ってる猪野さんも来るって言ってたからふたり揃って来ると思う!」

猪野の話を聞いて、そりゃあ超リスペクトしてる七海が参加してるんだから、彼ももちろん参加するよなあ~…と。「七海さん参加するなら是非とも呼んで下さいッス!」と何度もキラキラとした瞳で言われちゃ、誘わずには居られないってね。
お通しやおしぼり、グラスが並ぶ中で空席を指先で数える。多分、並んでるのは私と息子が来るからそれを気遣って空けてくれてる。今回呼びかけてまだ来てないのは二人含めあとひとり。

今回のその席は伊地知。彼も疲れてるだろうし、息抜きにいかが?と参加を促して少し渋った後に参加します、と少し疲れた顔で言ってた。
……まさかとは思うけど。

『……もしや伊地知さんも残業では…?』

席に並んで座る私達を見て、硝子はジョッキを持ち上げて笑ってる。

「そうさ、ここに居ない白髪のクズがメールで中間報告書を入れてきていてな、それの対応してるみたいなんだ。
私から今来ていないふたりも居るから安心しろ、と伝えてあるし、中間報告だからそんなに何時間も掛かるものじゃないとは思うけど……」

『……多分、飲み会に行けず羨ましくてわざとこの時間に送ってます……後ほどこちらから注意入れておきますねー…』
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