第40章 悔いのない人生を
文句を言いながらずちゅ、とまぐわう音を立てて何度も腰を落として悟の気持ち良い場所を攻めたり、私の感じる奥にそっと案内しては内側で彼を感じた。
悟は私を見て、手だけは執拗に胸の先端を弄っていたけれど、私の顔から下に写して何かをガン見してる。
……そんなに体を見られちゃ、恥ずかしい。いくら何年も過ごしたくさん体を重ねていてもまじまじと見られるのは今も昔も変わらずドキドキする…。
『どこ見てんの、えっち…っ』
その視線が今更だけど熱視線で釘付けな事が恥ずかしくて、私が攻めているはずなのに攻め返してる彼を見る。
くす、と笑って顔を上げた悟。随分と意地悪な笑みをしてた。
「若い頃と比べたら色濃くなって乳首がナッツみたいに伸びてんじゃん。ユーザーが七人も居るから使い込まれてんのかな?」
失礼な奴め。盛り上がりつつある雰囲気ブレイカーにちょっと萎える心。
悟の言葉にスン…と私も真顔になるわ。
『……それを言うなら八人だろ、なに?えっちしたくないなら私もう高専行くけど?バイバイのお時間かな?』
「やー!まだどっちもイッてないのに!?僕とのえっちと仕事、どっちが大事なのよっ!」
まさかこの状況でそんなセリフ聞くとは思って無かったなあ、としがみついて、下からガクガクと犬の交尾のように腰を突き上げる悟の両肩を掴む。
『や、だ…っ!馬鹿ぁ、いつも言ってんじゃんっ!ちゃんとした雰囲気でイかせてって……!』
「仕事を優先して一回で済ませるかよ…っ!ホラ、一回だけじゃなく何度もするんだ、一回中イキしときな!」
がっつくその突き上げはこれまでに何度も受け止め、私の全てを知り尽くす悟ならいつも攻め立てる場所。休む間もない細かな動きで攻めるものだからゾクゾクゾクッ…!と鳥肌を立てながらも私は自然と背を反らせた。
『あっ…!ああっ~~!』